ファンド採択事業者の皆様へ

2009年も今日でおしまい。

また、21世紀の0年代も今日で終わりです。

区切りにあたり、ファンド採択事業者の皆様に
感謝の言葉を申し上げたいと思います。

まず2007年度、2008年度採択の事業者の皆様には、
採択された事業への年間を通してのご努力、心よりお礼申し上げます。

ONE’Sアイの斉藤社長へ

バリアフリータイプの仮設トイレ
完成まで、あと一歩ですね。

先に開発されたレギュラータイプからの発展でしたので、
スムーズに進むかに思えましたが、
やってみると本当にたくさんの課題がありました。

周りの多くの方々のご支援も得ながら、
ねばり強く取り組まれる様子は、
新規事業開発のお手本です。

私もたくさん学ばせていただきました。

バリアフリータイプの一日も早い完成を
楽しみにしております。

中谷産業の中谷社長へ

採択事業により「ESポット」を
製品化いただきました。

コンクリートで固められた日本の河川を
もう一度自然に近い状態に戻したい、
という社長の思いが込められた製品です。

政権交代により、土木工事などへの予算配分が削られるなど、
営業環境は必ずしも追い風ではありませんが、
2010年には「ESポット」工法が
河川工事で採用されますように。

ファーストシーンの日夏社長へ

能勢温泉での交流会でも申し上げましたが、
豊能地域ファンド採択事業者の2009年のMVPです。

まったくのアイデアベースからスタートして、
うみなかみるぞう君」1号機、2号機の商品化に成功、
さらに大きな販売実績もあげて頂きました。

年末にもテレビ番組で紹介され、
たくさんの注文が入ったそうですね。

おめでとうございます。

2010年の一層のご発展を期待しております。

また、ファンド事業者交流会における
ご尽力をお願いしていますが、
こちらもよろしくお願いいたします。

能勢酒造の子安部長へ

開発された「桜川サイダー」、
これはこれですごい販売実績を
あげていただきました。

さらに、地域資源とのコラボレーションによる
新製品を次々と投入頂き、
「地域への波及効果」という点でも満点です。

箕面の「柚子サイダー」に続く
次なる地域資源とのコラボレーション、
どんな製品になるか楽しみです。

トミヅル工業の冨鶴社長へ

和鶴(Tsuru)」ブランドのワイングッズの開発と販売に
全力をあげてくださいました。

いやー、いろいろありましたねえ。

前向きプラス発想で
何事にも全力で取り組まれる姿勢は、
いつもいつも尊敬して拝見しております。

「魅せる商品」と「売れる商品」。

なかなかバランスが難しいところですが、
ブランケネーゼの東社長の「売りが先だ」論に基づく日々の取り組み、
2010年には必ず成果が出ます。出します。出さねばならない。

ブランケネーゼの東社長へ

私はもちろん、多くのファンド採択事業者が
日々たくさんのことを教えて頂いております。
特に販路開拓とマスコミ対策では、
ご紹介頂いたネットワークやノウハウを活用した
成功事例が次々と生まれており、
ファンド採択事業の大きな成果の源泉となっています。

ありがとうございます。

採択事業から生まれた「能勢栗と山芋入りが自慢です。」は、
踊るたこ焼き器とセットで広く流通しています。

ファンドロゴもばっちり入れていただき、
ファンド知名度アップにも大貢献です。

インベイントの福永・赤野両社長へ

お目にかかるたびに、「まだですか」「まだですか」と
急かしてばかりで申し訳ございません。

「売りが先」を実践しましょう。

ところで、別の新事業の方はいかがですか。

ファンド採択事業と合わせて、二本柱に育ててください。

次に2009年度採択事業者の皆様、
採択事業スタートから半年が経過しました。

この間、皆様方には、
景気が悪い中での本業の経営と
新規事業推進の両面でご尽力いただき、
本当にありがとうございました。

私の方からは、助成金の交付を受けるためには、
通常の商取引以上のエビデンスをご準備くださいなど、
あれこれお願いばかりしておりますが、
上記ファンドの先輩方に負けないよう、
引き続きよろしくお願いいたします。

岡田製作所の岡田社長へ

採択事業を着々と進めて頂きありがとうございます。

介護ロボット便座」にも「楽々きれっと」という
ユニークな名前がつき、
モニター提供も視野に入ってきましたね。

是非とも成功頂きたい大型案件ですので、
今後も全力を挙げて支援させて頂きます。

谷尾の谷尾さんへ

日本の古い伝統技法の今日的再現と活用、
具体的には古代鍍金(こだいめっき)
安全な形での技法確立これは、
谷尾さんでしか取り組むことのできないテーマです。

まさに地域資源の活用です。

ユネスコの無形文化遺産に登録された
石州半紙(せきしゅうばんし)の職人さんが、
欧米の美術館・博物館の所蔵品の修復のために、
自分の漉いた紙が多く利用されている、
とお話しになっていました。

古代鍍金で作られた古物は、
古代鍍金でしか修復できないわけですから、
今回の取り組みはこの点からも意義は大きいです。

大いに期待しています。

ドクター・オブ・ジ・アースの河村社長へ

おいしい野菜の目利き力を武器に
農商シェフ連携」のハブとして自社を位置づけ、
野菜の新たな流通スタイルを確立するために、
文字通り日夜奮闘頂いております。

お正月はゆっくり休めるのでしょうか。

独創的なアイデアを盛り込まれた
生産・流通システム「AIR」のサービスインも間近ですね。

2010年、「AIR」と共に新ビジネスが軌道に乗りますように。

山口食品の山口さんへ

能勢温泉で試食した「黒豆納豆」は、
本当に絶品でした。

これ、ネットで売りましょう。お手伝いします。

2010年は、自社農園での大豆栽培が実現するといいですね。

eスローライフの武田社長へ

「行きつけ農村のあるくらし」豊中駅前本店オープン
というビックイベントと共に新年がスタートしますね。

採択事業である「豊能「行きつけ農村」のある暮らし創り」の
コンセプトを広くこのエリアに発信できる拠点になることでしょう。

オープンは、1月7日午前11時ですね。

どのようなスタイルなのか、私も楽しみです。

それでは、皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

2009年12月31日

「ブランケネーゼ」って、何?

豊能地域では、これまでに
12社の新規事業を採択し、
応援しています。

それぞれの会社名には、
その会社をおこした社長様の思いが
込められているものですが、

今回はブランケネーゼさんの社名の由来を
ご紹介しましょう。

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2009年12月25日

シンポジウムに参加しました

ブランケネーゼの東社長と大阪市立大学大学院創造都市研究科主催の
「コンテンツと地域再生2
」というシンポジウムに参加しました。

これは島根県の「石州半紙(せきしゅうばんし)」が
世界無形遺産(ユネスコ無形文化遺産)に登録されたのを記念して、
石州和紙協同組合との共催で開かれたものです。

「コンテンツと地域再生2」のチラシ

「コンテンツと地域再生2」のチラシ

豊能地域にも、大阪の地域資源を代表する「能勢の浄瑠璃」という、
国の重要無形文化財に指定されている「無形遺産」があります。

「地域資源の活用」をうたう「おおさか地域創造ファンド事業」では
是非とも活用したい資源として、ファンド事業スタート時点から
積極的にアプローチを続けていますが、ファンド採択事業としては、
この地域資源を活用した事業は生まれていません。

もっとも、素浄瑠璃として200年の歴史をもつ「能勢の浄瑠璃」を母体として、
これに人形を加えた「能勢人形浄瑠璃 鹿角座」を、町が中心となって立ち上げ、
支援しているのは、無形遺産の素晴らしい活用事例といえます。

今回のシンポジウムでは、地域の無形遺産(石州和紙)を
活用した「ものづくり」の事例が紹介されました。

一つは、マンガ家であり大阪芸術大学キャラクター造形学科教授でもある
里中満智子先生のマンガと石州和紙のコラボレーション作品です。

里中先生の歴史をテーマとしたマンガと
数百年ももつという和紙とのマッチングは興味深いですね。

石州和紙は、樹皮を多く含むので色が黒っぽいそうです。
しかし、10年、15年と年数が経つにつれて白くなるそうです。

もう一つは、地元の酒造メーカーによる島根県産山田錦純米大吟醸に
里中先生デザインの石州半紙製ラベルを貼った日本酒(限定100本)です。

限定100本ですので、将来プレミアがつくかも?

当初、この日本酒を入れるケースを、「豊能地域のファンド採択事業との
コラボレーションで」というお話しもあったのですが、
これは残念ながら実現しませんでした。

古来日本では和紙は様々な用途で使われて来たそうですので、
現在の技術を活用した「先祖返り」に着目すれば、
さらに様々な産業・業種との連携(コラボレーション)の可能性が広がると感じました。

シンポジウム後、シンポジウムの講師も務められた石州紙・西田和紙工房代表の
西田誠吉(にしだせいぎ)氏から和紙や紙について詳しくお話しを聞くことができました。

本当に、何でもよくご存じでした。

ファンド採択事業に関連して「繊維」に興味をお持ちの、
同席した東社長は紙繊維について盛んに質問されていました。

豊能地域にも多くの無形資産があります。
こうした無形資産を活用した新しいビジネスを考えるヒントを
たくさんいただくことができた有意義なシンポジウムでした。

2009年12月22日

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